営業から工事課へ。施工管理として活躍するメンバーへインタビュー


工事課って何してる?施工管理の仕事教えて?

今回は現場紹介シリーズの第三弾として、工事課で仕事をする西尾課長に話を聞きました。工事課って何をするところ?施工管理ってどんな仕事?などをわかりやすく教えてくれました。さっそく見ていきましょう!

プロフィール

西尾 直紀

営業支援本部/営業支援部/工事課(空調換気工事)課長

2006年新卒入社

【保有資格】

2級管工事施工管理技士

【休日の過ごし方】

基本的に家族サービスをしています。

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そもそも工事課は何をするところか

どんな事業をしている課なのか

もともとはベテランの空調工事経験を持つメンバーが、“空調工事も当社が行なう形で抱き合わせた提案”をしていたんですが、そのメンバーが当社を退職して独立するということで、今後その部分が歯抜けになるためどうしようかとなっていたとき、それならそこに人を立てつつ、空調工事以外の工事も含めて事業として幅広くやっていこうという形になり、ひとつにまとめた部署として2021年に工事課をつくりました。つまり工事課は当社でいうところの新規事業にあたる部署になります。

 

具体的にはどんな工事を中心に行なっているのか

私は空調工事(エアコンなど)を扱っていますが、工事課全体ではキッチン、ユニットバスなどの衛生工事や、ほかにも消防工事や土木工事、加工工事などがあり、それぞれの担当が工事対応を行なっています。

 

中でも私が行なっている空調工事は最も需要が高く、現在は下請業者も10社ほど抱えています。また、工事課の売上は年間5億円ほど。その中で空調が2億円、加工が1億円、衛生が1億円弱、消防と土木で5千万円ずつといった感じです。

 

工事課への異動について

私は入社以来ずっと営業をしていたので施工管理の方は未経験でした。そんな私に白羽の矢が立ったのは、営業時代に私が“1番エアコンを売っていたから“らしいのです(笑)。

ただ、打診を受けたときは少し困惑しましたね。休日に出ないといけない日もあるだろうし、家族にも相談しなければいけないなと。それにやったことのないことでしたので正直不安でしたが、家族の同意もあったのでやってみることにしました。

その後は組まれたカリキュラムに沿ってメーカーの研修を受けたのち、半年間はメーカーの工事部に出向して業務を覚えるよう指示がありました。当然出向についても不安しかなかったのですが(笑)。

何せ自社の誰もが経験のないことですし、聞ける人もいないしってことで四苦八苦しましたよ。

 

営業からのジョブチェンジについて思うこと

実はそこまで違和感はなかったです。どのみちお客様との関わりはあるから大して変わらないですね。

ただ、モノを売っていた時は、お客様からの無茶振りに対しては「無理です」と断ることができたけれど、工事の方は断ることができません。「いかに調整してそれをやるか」ということに応えなくてはなりませんから大変です。

 

現在課のメンバー構成について

空調工事である私のもとには私を含めて4人。私のほかに施工管理がもう1人、積算の事務が1人、業務提携しているシルバーの方が1人という感じです。

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施工管理の仕事内容や一日の流れ

朝7時半くらいに出勤します。

現場に行く日は、朝イチで工事現場へ赴いて下請業者の方々と朝礼を行なったのち、打ち合わせを通して仕事の流れの確認や配置などの指示をしてから11時〜昼前に帰社してきます。

戻ってきてからは昼食をとり、お昼以降は別工事の見積書や工事関係の提出書類の作成を行なっています。

たとえば再下請通知書や作業員名簿、市役所関係の工事なら退職金制度に入っていることを証明する書類や、下請へのお金の流れがわかる書類などを用意しなくてはならないのですが、これらの作成には結構時間を取られますね。あっという間に夕方になってしまいますが日によっては夕方も現場の方に行き、指示通りに施工されているか、ゴミを片付けてあるかをチェックします。その後は6時半あたりに退勤といった感じです。

 

並行して進んでいる工事の本数について

並行して常時3〜4本くらいの工事が動いており、6〜8月は(エアコン)取替え案件で忙しくなります。また、10月頃〜2月末では新築マンションが動くため、並行して10本ほどが動いてきますのでそれをどう調整していくかという感じですね。

つまり1年を通して比較的落ち着いているのは3〜5月の3ヶ月間くらいです。

 

カバーする現場の範囲について

現場は近いところもあれば遠いところもあります。基本的に当社の営業所がカバーしているエリアが該当しますので、尾張付近に限らず三河方面なども多いため、現場が遠い時は会社へは戻らず直帰することもあります。

ちなみに先月は営業と同行で浜松に行ってきました(笑)。

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施工管理の仕事について思うこと

施工管理を経験して感じたこと

営業の仕事と比べてみると、本当に一長一短だなぁと感じるのが本音です。個人的には営業の方が気が楽かな。施工管理は1つのミスが重大な事故につながるから気を張っていますよ。

でも、この仕事をやってみて工事屋目線で仕事ができるようになったことで「工事の方はこういうことを気にしているのか」「この場合はこうしたかったんだな」とわかるようになってきたので、そういう感覚の変化はありましたね。

 

やりがいについて

営業とは違い完成まで見れるということです。営業では”売ったモノのその先”がどうなるのかが見えないのに対して、施工管理では最終的に完成したモノを引き渡すところまで携われるのはいいですよね。

実例を挙げると、医療施設の空調工事に携わった際に(このダクト、一体どういう風に収まるのだろう)と思っていましたが、検査に立ち会い確認した時にはしっかり収まっている様子を見ることができて「なるほど〜」と思いました。また、施主様からも感謝の言葉をいただけたりするので、そうしたことがやりがいになるのではないかと思います。

 

一方大変なところについて

工事工程というのは人が行なう仕事ですし、当然ですが天気にも左右されます。スムーズに調整できないことが多々あっても期日はしっかり決まっているので大変だったりします。こちらが予定通りに進んでいても他のところでトラブルがあり、しわ寄せに遭うこともしばしば…(笑)。

 

施工管理の採用に向けたメッセージ

私が伝えたいことは、この仕事は施工管理業務のみならず、施主様と打ち合わせをしながらその建物に1番合ったものを提案〜工事を完了するところまで携われますし、施主様からの「ありがとう」が励みになる仕事だと考えています。

休日に出ることはほとんどありませんが、もし工事の立ち会いで出勤になってしまったとしても代休を取ることができますし、連休で取ってもらうことも可能なのでそういう面でも安心してもらえたらなと思いますね。

また、経験のある方なら大歓迎なのですが、未経験の方でもはじめやすい仕事なのかなと思います。先ほどもお話したように“施工管理だけじゃない”ので、提案などの営業的なところから慣れていくことができるため、勉強しながら徐々に自分の業務範囲を広げていくこともできる仕事です。ぜひご応募お待ちしています。

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